まず、御社の事業について教えてください
当社は表面処理、黒色クロムめっき処理を業務としています。黒色クロムめっきはさまざまな部品に耐食性や耐摩耗性などの機能を付加することができ、また美観にも優れているため「家電からロケットまで」幅広い製品に活用されています。
前回の「おおた工業フェア」に初めて出展されましたが、理由やきっかけはありましたか？
じつは前々回の工業フェアに、取引先から招待されて「来場者」として足を運びました。そこで様々な業種の方と知り合えたし、出会いが発展して仕事につながったりしました。これは出展したらさらに成果は出るだろうと考え、出展を決めました。また、出展料金が他の展示会と比べて圧倒的に安価なので、これなら元は確実に取れるだろうという算段もありました(笑)。
出展にあたって準備したことはありますか？
当日は黒色クロムめっきを施したネジやボルト、ばねなど一通りの見本を展示しました。これはすでにあるものを持参するだけでしたので、特に準備は必要ありません。他には会社紹介のチラシやクリアファイル、ボールペンなどのノベルティをつくった程度ですね。
出展されて、どのような印象を受けましたか。また、成果はありましたか？
大手のメーカーがけっこう来ていたのが印象的でしたね。海外のメーカーの役職の方ともお話しする機会もあって驚きました。価格の面で折り合いはつきませんでしたが、商談できたのは貴重な経験だと思っています。中には当社の黒色クロムめっきを見に来た、というお客様もいました。
また、技術を探している方、発注先を探している企業が多く、当社のブースに立ち寄ってくれたのは、めっき技術の知識を持っている方が大半でした。もっと技術の説明や紹介といった手順を踏むことを想定していましたが、すぐ価格や納期といった具体的な話になりましたね。
名刺交換は百数十枚させていただき、フェア翌週の前半は電話が鳴りやまないほど、お問い合わせをいただきました。問い合わせの中の20～25％の商談は成立していますので、成果は大いにあったと言えるでしょう。
次回の出展は検討されていますか？
次回の工業フェアも是非とも参加したいと考えています。前回出展してみて、出展方法など勉強することも多く、他の出展者はモニターで動画を流すなど様々な工夫をしていました。私も次回は動画をつくるか、パネルをつくるなど装飾・PRにも工夫していきたいと思います。