宮城精工株式会社

半導体製造装置向けエアースピンドルを、振れ精度0.0002以下に加工。同様の精密部品は直径400～500㎜を0.002以下に加工。平面研削による面粗度・平行度・平面度も直径400㎜を0.002以下にするなど、他社に真似のできない高精度な切削、研磨技術が強みです。また、専用ゲージも自社で製作。加工中に正確な寸法測定を行うことで各工程における不良発生を無くし、さらに三次元測定機による検品を行った上で出荷しています。

生産現場には、NC旋盤、5軸マシニングセンタ、縦横マシニングセンタ、円筒・内面研削機、立型研削機などを保有。旋盤、フライス、研削から納品までの全ての作業を社内で一貫して行うことで、高品質・短納期・低コストを実現しています。また、工場内を常にクリーンに保つため、工作機械には切削油ではなく強アルカリイオン水を使用。製品の洗浄には超音波洗浄機を用い、工場内の随所に大小のクレーンを設置することで重い製品を扱う作業者の負担を軽減しています。

どの現場からでも受注、納期、出荷、売上の状況が分かるシステムを構築。各製造部門で大型パネルに記入し、目視で確認できる体制を整えています。また、生産現場に作業工程や手順書を掲示することで技術者は共通意識を持ち、一人ひとりが次工程を意識しながら作業を行っています。技術の伝承に必要なプログラミングや治具のセッティングを熟練者がマンツーマンで指導するなど、若手技術者の育成にも力を入れています。

マシニングセンタによるフライス加工に携わっています。未経験で入社しましたが、先輩方から丁寧に指導していただいたことで、段取りからプログラミングまで行えるようになりました。当社には、疑問や不安を感じた時に相談しやすい環境があります。自分の考えとは異なる視点での指摘をもえらえることに大きな魅力を感じています。