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廃PETボトルの新たな活用法「ボトリウム・ナノファイバー」
奨励賞
廃PETボトルが新素材「ナノファイバー」へ。廃PETボトルの新たなビジネスを創出します。
概要
廃PETボトルを新素材「ナノファイバー」として再生することを実現
ナノファイバーとは、繊維径がナノメートル(1nmは1mの10億分の1)サイズの繊維です。そのため膨大な比表面積、多孔性質、微細孔を有し、吸油・フィルター・遮音・断熱・保温等、従来の素材にはない多機能・高機能な繊維です。多用途かつ革新的な素材であるため市場規模が非常に大きいものの、既存の繊維より製造が難しいため、希少価値が高いものとなっています。さらにナノファイバー化できる原料も限定されていました。
この度当社は、パートナー企業の協力のもと、当社の「量産型ナノファイバー溶融装置」にて実験や調整を重ね、廃PETボトルを新素材「ナノファイバー」として再生することに成功しました。
廃PETボトルがまさに宝の山になります。
特徴
特許取得済みの量産型ナノファイバー溶融装置で高性能なナノファイバーを製造
本来は特定のプラスチックでのみナノファイバー化が可能でしたが、当社のナノファイバー溶融紡糸装置(日本・台湾・中国で特許を取得済)にて実験・調整を重ね、再生PETペレット化された廃PETボトルをナノファイバー化することに成功しました。廃PETボトルを原料としたナノファイバーは市場にありません。
また、当社の装置で製造されたナノファイバーは非常に多用途且つ高性能です。
用途
廃PETボトル削減と新たなビジネスの創出
吸油・フィルター・吸音・断熱・保温等多分野への活用
廃PETボトルは再商品化されリサイクル製品として生まれ変わっていますが、市場規模が非常に大きい「ナノファイバー」としてのリサイクルは実現されていませんでした。当社の量産型ナノファイバー溶融装置により、従来のリサイクル繊維にはない高付加価値のあるナノファイバーにすることで新たなビジネスとなります。廃PETボトルの削減に貢献するだけでなく、廃PETボトルの新たな活用法として、日本のみならず海外でも新たなビジネスとなります。
講評
同社のナノファイバー製造装置の材料として、廃PETボトルをペレット化した再生PETペレットを用いた技術です。同社のナノファイバーについては既によく知られており、その材料として廃PETボトル由来の樹脂を使用したことは製品のイメージ向上に効果的で、市場性をさらに高めるであろう点が評価されました。廃プラスチックのリサイクルは省資源・環境保全の観点で重要であることから、今後もより広くこうした材料を利用できる技術の開発を期待いたします。
企業情報
社名 | 関西電子株式会社 | |
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住所 | 〒143-0013 東京都大田区大森南4-6-15 テクノFRONT森ケ崎208•509 | |
TEL | 03-6423-2858 | 03-6423-2858 |
FAX | 03-6423-2857 | |
メール | kondoh@kansaidenshi.co.jp | |
HP | https://www.kansaidenshi.co.jp/ | |
業種 | 製造業 | |
事業内容 |
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