イヤホン型 Brain Computer Interface技術 "Ear Brain Interface"の開発

第34回入賞製品・技術

おおたスタートアップ応援賞

イヤホン型 Brain Computer Interface技術
イヤホン型 Brain Computer Interface技術 'Ear Brain Interface'_写真1

イヤホンで脳情報にアクセスすることで、自分自身を深く理解しウェルビーイングな社会を作ることに大きく貢献

概要

耳から脳情報にアクセスし、日常における脳情報活用を実現

本技術は、耳から脳情報へアクセスすることで、日常における人間の内面の理解を一歩すすめる新しい技術です。耳の外耳道(耳の穴)に装着した導電ゴム製イヤーピースで、耳付近の大脳の活動を脳波(生体電位)の変化としてとらえ、イヤホン筐体内部に構成した電子処理基板上の脳波チップにより増幅/デジタル変換を行い、独自アルゴリズムを介すことで人間の内面状態を把握します。
当社は本技術の活用により、日常的にリラックス状態や集中状態などを把握し行動変容を促す脳情報活用基盤を構築、提供していきます。今後リラグゼーションサービスの効果可視化のご支援や、企業様の脳情報活用のご支援を実施し事業を拡大していきます。

特徴

イヤホンにしか見えない自然さで、圧倒的に小型軽量な脳波計測デバイス

本技術の特徴は耳部のみで構成された電極を保有することで、自然な見た目で圧倒的に小型化及び軽量化を実現した点です。これまでの脳情報計測では、頭部に電極を配置するなどの大掛かりな装置が必要でしたが、本技術ではイヤホンのイヤーピース部を電極とすることで、小型かつイヤホンにしか見えない状態で脳波取得が可能となり、脳情報活用の障壁となっていた手間や見た目の悪さなどを大きく改善しました。今後活用用途が劇的に広まっていくことが期待されます。

用途

多様なウェルビーイングサービスに向けて用途展開

リラクゼーション分野におけるリラックス効果の可視化に応用していきます。例えば、アロママッサージやヒーリング音楽などの癒し効果を測定し、施術の改善や自分に合った音楽の探索が可能となります。第一弾として当社運営のリラグゼーションサロンを開業し、施術体験のレポーティングを行うサービスを開始しました。
また、企業様における従業員の活動状態や集中状態の可視化から、生産性向上やエンゲージメント向上につながるソリューション開発も開始しました。
今後は、自分の内面を脳情報から深くしることで新しい行動変容につながる真のウェルビーイングサービスの構築を目指します。

講評

今回は特別賞として「おおたスタートアップ応援賞」をイヤホン型脳波計測デバイスに差し上げることにいたしました。
この製品は、従来、帽子状のセンサーを頭に装着することで計測していた脳波をイヤホン型のセンサーで耳穴から計測するようにしたもので、通常の生活環境下で特別な意識なしに脳波を介して人々の心身の健康・ウエルネスに寄与しようとするものです。大手企業の技術を背景としたスタートアップとして、当面はリラクゼーション分野への展開を狙っておられますが、さらに応用展開を工夫され大田区発の新規ビジネスとして広く社会にアピールいただくことを期待いたします。

イヤホン型 Brain Computer Interface技術 'Ear Brain Interface'写真2
イヤホン型 Brain Computer Interface技術 'Ear Brain Interface'写真3

企業情報

社名 株式会社CyberneX
住所 〒144-0052 東京都大田区蒲田5-26-8 アーデル蒲田1107号
TEL

080-5014-3213080-5014-3213

メール info@cybernex.co.jp
HP https://www.cybernex.co.jp/
業種 情報提供サービス業
事業内容
  • パートナー企業サポート事業
    (生体データソリューションに向けた研究開発支援)
    1. 実験、PoCのサポート、評価キットレンタル
    2. 効果測定、可視化のサポート
    3. ソリューションの共同開発
  • ライセンス事業
    (プラットフォームをライセンスしお客様の事業をサポート)
  • データ活用事業
    (取得データのご提供、活用支援)
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