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2015年06月22日 公開
株式会社エポゾール 代表取締役 吉田 利樹 氏
メイン事業はボルトの端部(ナット側、ヘッド側)に取り付ける軟質プラスチックの保護キャップ作製加工である。ディッピング加工と呼ばれる技術で、金型をチーズフォンデュのように液体(軟質プラスチック樹脂)に浸して製品を製作する。加工製品は、橋梁、プラント等の鋼構造物のボルトのナットやヘッドに取り付ける防錆キャップなどに使われている。
「『加工展』では、当社の技術を具体的にイメージしていただけるよう説明を工夫している。ゴム関連企業などからお声掛けをいただくことが多く、貴重なビジネスチャンスと捉えている。」(吉田氏)
有限会社今岡モールディング 代表取締役 今岡 恵一 氏
プラスチック部品の試作型から量産型に至るまでの金型設計製作・射出成形のほか、金属射出成形法【Metal Injection Molding】(以下、「MIM」)による難削金属部品加工技術を有している。「MIM」とは、金属粉末と樹脂を混ぜて射出成形した後に脱脂焼結する技法であり、通常の切削では難しい複雑な金属部品形状を精密に加工することができる。
「取引先から加工が困難な図面をいただく場合もあるが、創意工夫と技術力で解決していくことに大きなやりがいを感じている。当社の金型設計製造・成形・「MIM」を活用して製品開発から携わる事業なども幅広く展開しているので、『加工展』来場者には当社の技術力を是非直接ご覧になっていただきたい。」(今岡氏)
株式会社太陽イービーテック 代表取締役 衛藤 稔 氏
溶接加工、なかでも電子ビーム溶接を駆使した金属接合加工を得意としている。電子ビーム溶接は、狭く深い範囲を精密に溶接でき、ひずみが少ない。鉄、ステンレス、アルミ等の一般材料はもとより、銅、チタン、タングステン等、溶接が難しい材料や、異種金属同士の溶接が可能です。
「研究開発部品であるため社外に公開できるものが少なく、当社の溶接技術をアピールする機会は多くなかったが、『加工展』に出展してからは多くの企業からお声掛けをいただいた。実際に取引につながっており、絶好の営業機会となっている。」(衛藤氏)
『加工展』の主力である切削加工分解でも、他では難しい高精度加工を得意としている匠を有する企業が揃う。実際にビジネスマッチングに結び付いている企業も多い。大田区企業の加工技術の高さを実際にご覧になり、体感してみてはいかかだろうか?
多くの皆様のご来場をお待ちしています!