2015年05月13日 公開

「今夜はあの店に行ってみよう!」を引き出すWeb戦略

日本一ジューシーなつくね「極」

炭火焼き鳥 粋(大田区下丸子1-6-25)は、当協会の繁盛店創出事業を利用し、松本氏のコンサルの元、看板商品として日本一ジューシーなつくね「極」を開発。併せてWebを活用した広告戦略、店舗の外観・内装の刷新をおこない、月間20%の売上げ増に繋げたという。「ホームページはWeb戦略のプラットフォーム。まずは、顧客の心をぐっと掴む話題作りが大切です」(松本氏)。

同店のホームページには、他にも儲かる工夫が仕掛けられている。「頻繁に閲覧されるホームページにするために、トップページにカレンダーを設置し、キャンペーン情報を発信できるようにしています。月・火曜日はドリンク200円割引や水・木曜日は一品サービスといった、顧客が見ざるをえないホームページにする工夫です」(同)。

Facebookページ

また、同店ではFacebookページも開設。情報の拡散に活用している。「Facebookでは、大田区蒲田付近といったように地域を絞り、数百円単位の少額から金額を指定して広告を出すことができます。広告にお金をかけることで、競合他社よりWeb上で顧客の目に留まる機会が増え、頑張っているお店という印象をつけることができる。頑張っているお店とそうでないお店であれば、多くの顧客は前者を選ぶでしょう」(同)。

松本氏はWeb戦略の重要性について次のように語る。「顧客が店を選ぶ土俵に立つためには、Webを最大限活用して、潜在意識にお店や商品の情報を蓄積し、印象付けておくことが重要です。そうすることで、顧客のニーズが生まれたとき、来店・売上に繋がります」(同)。

~ホームページ・PRツール作成支援事業 PiOデザイン工房の紹介~

PiOデザイン工房では専門のデザイナーが大田区内中小事業者の話をお伺いしニーズやPRポイントをコンサルティングしながら、ホームページや各種印刷物のPRツール作成支援をしている。ここでは、PiOデザイン工房で作成したホームページを新規受注獲得に繋げている事例を紹介する。

有限会社萩原製畳(大田区西蒲田6-1-4)は西蒲田の大城通り商店街に居を構える、昭和4年創業の老舗畳店。店内では、3代目となる長男の萩原康浩氏と次男の俊明氏が大型ミシンと昔ながらの手作業で畳を縫製している。同店はPiOデザイン工房を利用し、ホームページをリニューアル。新規受注獲得に繋げている。

萩原製畳のWebサイト

同店のPiOデザイン工房利用のきっかけは「畳商工連合会の集まりでもらってきた『あきnow vol.3』を見ていたら、大城通り商店街の友人がWebサイト活用の話題で掲載されていました。ちょうどWebサイトの運用に困っていたので、友人に話を聞いたところ安価な料金でお薦めだよ、と。すぐに問い合わせをしました」(康浩氏の奥様、麻美さん)。同店ではPiOデザイン工房の利用開始と同時期に、当協会主催のデジタルカメラ活用セミナーに参加。ご自身で撮影した画像をホームページのトップページに採用した。「セミナーの時に習ったことを活用して、窓際に畳を並べ自然光を使いレフ板(被写体に光を当てる反射板)を用意して、撮影しました」(同)。この画像を活用したトップページは、従来の畳屋のイメージを一新する印象的なページになっている。「リニューアル後、Webサイトからの問い合わせが多数あり、受注に繋がりました」(同)。

萩原製畳では畳のヘリをつかったコースターやバッグ、財布などの販売もしている。「畳のヘリで作ったバッグがいくつか売れました」と楽しそうに話す麻美さん。「PiOデザイン工房の先生は、話やすく、アイディアを引き出してくれます。今のホームページが完成形だとは思っていないので、今後も更新していきたいと思います」(同)。

2015.5.13
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